森林環境譲与税について
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森林環境譲与税について
森林環境譲与税について
森林の有する公益的な機能は、地球温暖化の防止や、国土の保全、水源の涵養等、人々に広く恩恵を与えるものであり、適切な森林の整備等を進めていくことが重要となっている一方で、所有者や境界が分からない森林の増加、担い手不足等が深刻な問題となっています。
このような現状の下、森林整備に必要な地方財源を安定的に確保する観点から、平成31年度3月に「森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律(平成31年法律第3号)」が制定され、同法に基づき、令和元年度より森林環境譲与税が国から都道府県及び市町村に譲与されており、標茶町では森林整備・木材利用の推進・担い手確保・普及啓発等に活用しています。
森林譲与税の使途の公表について
森林環境税および森林環境譲与税に関する法律(平成31年法律第3号)第34条第3項に基づき、森林環境譲与税の使途に関する事項について、次のとおり公表します。
令和5年度の森林環境譲与税の主な活用取組み
私有林整備事業(野ネズミ対策)
野ネズミによる食害もエゾシカ同様に深刻な問題となっております。野ネズミは、木の樹皮や根を食べてしまうため、枯死してしまうケースがあります。北海道では、エゾヤチネズミが数年おきに大発生し、大きな被害を及ぼしています。標茶町の私有林でも従前実施されている殺鼠剤の空中散布に係る森林所有者負担額の一部を補助し、継続・拡大した野ネズミの防除対策を実施しました。
(事業量)998.61ha
殺鼠剤
殺鼠剤散布ヘリコプター
林道維持補修事業
林道は、森林の適切な管理や間伐等の森林整備を行うための基盤として重要な役割を果たしています。また、災害発生時には迂回路としての役割も果たすこともあります。令和5年度については1路線の維持・補修工事を行い森林整備の促進を図りました。
(事業量)塘路林道:3,500m(路盤材敷均し及び路面排水整備)
作業後1
作業後2
新生児誕生世帯木製フォトフレームプレゼント事業
町内で生まれた子どもたちが健やかに成長するよう願いを込めて、町内の木工所及び就労継続支援B型事業所等が連携して製作した木製フォトフレームを新生児が誕生した世帯にプレゼントしました。使用している木材は、釧路地域から産出されたミズナラ(標茶町の町木)などの郷土樹種を使用し、子どもたちに木の温もりを感じてもらい、ふるさとの「もり」を守り育てていくことの大切さを認識してもらうことを目的としています。
(事業量)29世帯
フォトフレーム
梱包
林業担い手確保育成支援事業
町内の林業従事者が就業する作業現場における安全かつ労働環境を整備することにより、生産性向上を図ることができ、安定的な就業の促進につなげることができます。令和5年度は林業機械導入の補助を行いました。
(事業量)2事業体
造林用苗木保管用低温貯蔵庫冷凍装置更新
生活環境保全林再整備事業
標茶町が管理する「標茶地区生活環境保全林」内の遊歩道及び管理道路工事を行い利用者の安全確保と森林環境と触れ合える場所として利用の促進を図りました。
(事業量)管理道及び作業道補修 L=572.21m
作業後1
作業後2
標茶町エゾシカ等処理加工施設整備支援事業
深刻な被害をもたらすエゾシカ等の有害鳥獣駆除により捕獲された個体の適正処理並びに有効活用を図り、捕獲頭数の増加に結びつけ被害の低減を図るため、施設整備に係る負担額の一部をしました。
(事業量)1施設整備
施設外観1
施設外観2
森林環境保全整備事業
本町の森林整備計画では、高まりつつある国産材の需要に備え、持続的かつ安定的な森林造成を図るとともに、森林の有する多面的機能を総合的かつ高度に発揮させるため、生物多様性の保全及び地球温暖化の防止に果たす役割等も考慮し、重視すべき機能に応じた適正な森林整備を計画的に実施するため、私有林における間伐等の森林施業に対し町予算の範囲内で標準経費の68%を補助しました。
(事業量)間伐 70.75ha 森林作業道整備 1,100m
間伐
森林作業道
使途一覧
標茶町役場 農林課林政係
〒088-2312 北海道川上郡標茶町川上4丁目2番地
TEL 015-485-2111 FAX 015-485-4111